いしのまき市民公益活動連絡会議（いしのまき会議）～本篇～
昨日は、いしのまき市民公益活動連絡会議（いしのまき会議）に
行く前までの話だけで終わってしまいましたが、
今日は実際に行った時のお話を。
今所属させていただいておりますNPOが、
震災後に東北で活動していたこともあり、
被災地である石巻の団体から参加の呼びかけに
賛同するカタチで、参加させていただいております会議です。
はじめて参加することや、
行く前までにいろいろあったこともあり、
正直、心落ち着かない状態ではあったのですが、
最初にお会いし、お話した方が、
猫がいっぱいいる島で有名な田代島で、
その島ならではの獅子舞の保存会をされ、
「ありがとうハウス」としてNHKでも取材を受け
何度も放送されている
この地域ではかなり名が知られている
尾形さんという方で、お話しているうちに
その尾形さんの人当たりの柔らかさから
少しずつ落ち着きを取り戻すことができました。
ワークショップも行われるということもあり、
グループに分かれて行われるのですが、
この方と同じグループになろうと思い、
いっぱい席が空いていたのですが、
迷いなく尾形さんの横に座らせていただき、
名刺交換もさせていただきました。
初めて参加する上に、
NPOの代表務める方があまり情報をくれないので、
この会議のことをあまりよく把握でいていなかったのですが、
話を聞いていると、
官・民・NPOなどの各団体が一体となって
どう石巻を盛り上げていくか
ということを話し合い、行動を起こし、
それぞれできること、
得意としていることで力を合わせ（「協働」と呼んでいました）
カタチにしていくことを目的としているようです。
この会議には、石巻市の副市長さん、
数社の新聞社も来ていたことから、
活動の大きさを知り、身が引き締まりました。
各挨拶、設立経緯説明及び理事会報告の後、
ワークショップが行われました。
テーマは「人口減でも少子高齢化でも持続可能なまちづくりをするためには？」
これは、石巻に限らず、
どの地域でも考えられる
かなり難しいテーマであると思います。
「この街で感じた課題を
それぞれ発表していってください」
と言われたのですが、
横浜から来たばかりで、
あまり石巻のことは分からないので、
どの地域でも起こりえる課題でもあったということで、
横浜で感じたことを
発表させていただきました。
この課題から重要だと思われるものを4つ選び出し、
それを解決するにはどうしたらいいのかという
より深く、細かく話が進められていきました。
こういうワークショップは、
私が宮城に来る以前から何度も行われ、
「こうしたらいいのではないのか？」
という結論が出るも、
それがなかなかカタチにならないで終わり、
「結局、話し合いで終わってしまっているよね？」
という反省から今回から、
「では、どうしたら本当にカタチになるのか？」
という筋道を見いだすきっかけにつなげたいとのこと。
（私は、そう受けとめました）
少しでも役に立てればと思い、
いくつか提案させていただいたところ、
その中の1つをかなり面白がって下さり、
私のグループの重要だと思われる
課題解決につながる4つ中の１つとして
選んでもらえました。
バカなんですけど、
いろいろアイデアを考えることって、
なんか好きなんですよね。
ま、そんなことでも役立てるかと思い、
こうして宮城に来たわけなので、
少し自信につながりました。
グループに分かれ、
話し合いが行われたのですが、
「決定的な問題解決につながったと思うグループがあったら、
発表してください」とあったのですが、
さすがに難しいテーマであったため、
どのグループも発表せず終わりました。
ですが、こういう話し合いをしても
実現することの難しさを体感したことで、
より一致団結、協力していかないといけないということを
私を含め、参加された方々に
示すことができたということは、
今回のこの会議の在り方として
成功だったのではないかと思いました。
私も少し爪痕を残せたと思うので、
良かったと思っております。
猫好きな私が
田代島の尾形さんと出会ったのも何かのご縁、必然？
だと思いますので、
尾形さんが必死で訴えかけておられた
獅子舞を、文化を守る大切さに
少しでもお役に立てればと思いますので、
私ができることで
ご協力できればと思っております。
